“非認知能力”

より豊かに生きることができる“非認知能力”

近年、幼児教育の分野で「非認知能力」が重要であると世界中で注目を集めています。社会福祉法人天神福祉会では、子どもたちの“非認知能力”を高め、「より豊かに生きる力」の基礎を育みます。

“非認知能力”とは?

読み書き・計算など学力テストで数値化できるものを“認知能力”といい、I Qなどと一般的には言われています。一方、好奇心旺盛に取り組む力をはじめ、やる気・忍耐力・自制心・協調性・リーダーシップ・創造性など数値化できない能力や姿勢を“非認知能力”といい、E Qという指標で表現されています。

この非認知能力を高めることで、豊かな人生を送ることができるという研究結果があります。アメリカの経済学者ヘックマン教授らの研究によると、「幼児期に非認知能力を高めた子どもは、成長するにあたって学力が上がった。一方で、幼児期に認知機能のみを高めた場合は、学力が停滞した」と明らかにしています。そのため、幼児期に、直接I Qを高めようとするのではなく、非認知能力を高めることが重要であると述べています。

乳幼児期に、数字で結果がわかる認知能力につい目が行きがちですが、早期教育を行い、認知機能だけ伸ばしても効果は長続きしません。反対に、早期教育は、早期離脱に繋がりやすいです。

結論、非認知能力の土台があるからこそ、認知能力(I Q)が効果的に高まります。